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◎交流その1
家族会・幸友会との深い信頼と絆。
「利用者の思いと願いを大切に」という理念のもと、昭和五十二年に利用者の自治会として発足した「幸友会」は、現場の声をサービスに反映するための大きな役割を果たしてきました。現在の活動は、年一回の総会のほか、毎月の行事の確認や、利用者全体の意見のとりまとめと伝達を行うなど、施設における重要な役割を担っています。
また、幸友会の発足の翌年からスタートした「家族会」は、県内第一号の発足団体として、山形県の介護福祉の現場に一つの大きな基盤を築きました。介護保険制度が導入されてからのその役割は、サービスの満足度を評価するアセスメント(査定・評価)に重点が置かれていますが、それが利用者側のニーズを打ち出し、日頃のサービスの向上に役立てられています。
この幸友会、家族会との密接な関わりと活発性が、幾久栄会の真摯な姿勢を写す鏡として、ゆるぎない信頼と限りない安心を生み出しています。
◎交流その2
地域の皆さまとの温かなふれあい。
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一條小学校の子どもたちが作った野菜を持参 |
住み慣れた地域での生活は、高齢期を迎えた人たちにとって何より心の安定につながります。
今、福祉の現場にも地域密着型のサービスが求められる中で、幾久栄会では、保育園や小中学校、婦人会などによるボランティア活動をイベント等に取り入れて、地域の幅広い年代との交流を図ってきました。訪問は利用者に新鮮で清々しい風を運んできてくれるだけでなく、小中学生にとっては福祉への関心の芽生えになると考えています。また、食事には地産地消のメニューを採用し、身近な場所で育ったものを食べようという風土的栄養学を提唱するなど、メンタル&フィジカルの両面から利用者をサポートしています。
そしてやはり地域福祉に欠かせないのは他機関との連携です。幾久栄会の事業所は、「福祉」と「医療」と「教育」とが隣接した場所にあるとして、県内唯一の立地条件を誇ってきました。こうして地域の温かい目が、幸楽荘を常に支えてきたのです。
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